こんにちは。ピオニーカフェのももこです。
“NK(ナチュラルキラー)細胞”最近では聞いたことがある人も多いと思います。
聞いたことはあるけど詳しく知らない、いまいちよく知らないという人のために、わかりやすくお伝えいたします。
NK細胞
NK(ナチュラルキラー)細胞とは、その名の通り“ナチュラル=生まれつき”の“キラー=殺し屋”と言われています。ガン細胞や外敵などのウイルスを殺す働きをもっています。
常に体内をパトロールし、高い殺傷力で細胞やウイルス感染細胞を見つけては、単独で直接やっつけてしまいます。
白血球中のリンパ球一種で、T細胞、B細胞、NK細胞としていて、そのNK細胞の割合は、白血球の中に15~20%くらいの割合です。
がん細胞と闘う
私たちの体内は何十兆個の細胞で出来ています。そしてその細胞は、細胞分裂を繰り返し、日々新しい細胞に生まれ変わっています。簡単にいえば、その細胞が分裂するときに、うまくコピーできず、コピーエラーが起きた状態にがん細胞をつくってしまうことがあります。驚くかも知れませんが、日々、体内ではがん細胞も作られているのです。
そこで、体内パトロール隊のNK細胞が最前線で体内を見張り、がん細胞を見つけて殺します。
このとき、ガン細胞の細胞膜を破るパーフォリンを発射して、がん細胞を攻撃し破壊します。
毎日NK細胞ががん細胞を攻撃することでがん細胞から守っています。
最大の敵は加齢
実は、子供も大人もNK細胞の数は変わらないのです。その働きは10代後半頃にピークとなり、50代を過ぎるとピーク時の半分くらいまでに減少してしまいます。
他にも、ストレスや、不規則な生活習慣などでその働きも弱まってしまいます。
NK細胞の活性化
NK細胞は医療の分野からの増やし方や、日常生活面での増やし方に分かれます。
医療面では免疫療法の自己細胞活性化のワクチン投与や高濃度ビタミンC療法などがあります。
日常生活で活性化
日常生活でNK細胞を活性化させるには、睡眠、運動、食事、笑う、体温を上げる、腸内環境を整える、の6つに分かれます。
睡眠
寝ている間に成長ホルモンが分泌されますが、免疫細胞も寝ている間に活性化されています。しっかり活性化させるためには、睡眠のゴールデンタイムと言われる22時~深夜2時の間に休むことです。寝なくても横になっておくだけでもOK。22時~深夜2時の睡眠のゴールデンタイムにはなるべく休むようにしましょう。
運動
健康に気遣って食事に気をつけても、運動が出来ていないなんてこと、よくありますよね。適度な運動により免疫力を上げることができますが、激しい運動と長時間の運動は逆に、活性酸素が増えてしまうのであまりおすすめできないのです。有酸素運動を定期的に行うことが効果的なのは、科学的にも実証されています。
食事
栄養バランスのとれた食事は、白血球のなかのNK細胞を活性化させます。それは、白血球のなかに必要な栄養をとることが大切です。その栄養とは、タンパク質。高タンパクな食事を心がけ、肉や魚、海藻、果物までバランス良く彩りの取れた食卓が理想。
また食事は楽しくとることで栄養もより効率的に吸収されます。スマホを見ながら、仕事の傍らの食事では、栄養の吸収も下がってしまいます。
笑う
笑う門には福来たるというように、笑うと副交感神経が優位になり、免疫力が上がると言われています。声を上げて笑うことで、腹式呼吸や表情筋など筋肉をつかうので体温が上がり、免疫力も上がります。
人と会うことで笑う機会も増えます。子供はたくさん笑うので、子供と遊ぶというのも良いでしょう。
体温を上げる
体温が1℃下がると免疫も30%下がると言われています。
36.5℃以上欲しいところですが、現代の日本人は低体温化しています。35℃台になるガンになるリスクも上がってしまうといわれています。筋肉が付くことで熱を上げるので、体温の上げ方として、筋肉をつけることが大切。
また、冷たいものは避けて、温かいものを飲む、気温や室温に合わせて服装の調整をするなど、ちょっとした心がけで体質を変えることができます。
そして、ストレスは冷える、心とともに体温がさがります。お酒やたばこの過剰摂取も気をつけましょう。
腸内環境
腸の中に免疫細胞を教育するところがあり7割は腸で免疫細胞がつくられているといわれています。腸内環境を整えると、免疫力が上がるだけでなく、美肌効果や、疲れにくい身体になります。腸内環境を整えて、便秘&下痢知らずになりましょう。
今日はNK細胞について簡単にお話ししました。
NK細胞を活性化させて健やかで笑いの絶えない毎日を・・・。