まだまだ汗をかく季節。気になるのが汗のニオイ。
ニオイに敏感な女性は自分の汗ニオイや体臭も気になりますよね。
今日は、気になる”汗のニオイ”と”体臭”についてお話ししたいと思います。
ニオイは臭い?!
ニオイの正体って実は、フェロモン。体臭は臭ばかりではないのです。
人や動物はニオイによって相手を嗅ぎ分けています。女性の嗅覚には、男性のある特定の遺伝子を嗅ぎ分ける能力があるのです。遺伝子の遠い人のほど好ましい「いい匂い」と感じ、父親など遺伝子の近い相手ほど「嫌なニオイ」と嗅ぎ分けています。
思春期の娘さんに、『お父さん臭い!』と言われ、傷ついているお父さん達もいますよね。
そこには、こんな理由があったのです。
魅力的な香りは人を引きつけます。女性にとって、大好きな彼やパートナーの匂いは多くの人が『好きな匂い』と答えます。なんだか落ち着く気がしたり、安心したりするそう。でも実は、これも体臭。
では、どうして、体臭が不快感を与えるニオイになってしまうのでしょうか?
ニオイの原因
1 汗のニオイ
汗は本来、体温調整のために、汗腺から出る水分です。汗腺から水分を出し、空気中に蒸発し、身体の熱を逃がしています。この水分(汗)はもともと匂うはけではありません。この汗に、皮脂や垢が混じり、雑菌が湧くことで気になる汗のニオイへ変化します。
また、普段から汗をかかない人は、汗腺が衰え、汗が出にくくなります。日頃から汗をあまりかかない人、運動不足の人は、新陳代謝が悪くなり、体内に残った毒素と汗が一緒に排出され、ベタベタした汗となり、ニオイの元になってしまいます。
2 活性炭素
食品を加工する際に使用される食品添加物。現代の食生活では添加物の入っている食品を食べる機会は多くなっています。多くの人が、ほぼ毎日、添加物入りの食品を口にしているのではないでしょうか。レトルト食品やインスタント食品、加工食品などに使われる保存料や、甘味料、香料などの、添加物は『合成化合物』。この合成化合物が体内に入ると、身体では異物と判断して、解毒するために活性酸素を発生させます。活性酸素は通常、ウイルスなどから身体を守る働きをしていますが、多量の添加物などの影響により、体内に活性酸素がたくさん出来ると、体内で脂肪酸と結びつき、過酸化脂質を作ります。身体は、増えすぎた過酸化脂質を分解して、体外に排出します。これが、体臭のもとになっているのです。
3 肉食が多い
肉は腸内で消化されるときに、硫化水素やアンモニア、腐敗毒素を発生し、悪臭のもとになります。また卵も食べ過ぎると、硫黄成分が原料となり、腸内でアンモニアがつくられオナラや体臭の原因となります。
4 ストレス・疲労
ストレスや疲労が溜まると、血液中にニオイの元となるアンモニアや疲労物質(乳酸)が増加します。そして、汗に混ざって体外に排出されます。この乳酸が混じった汗は、皮膚に付いた雑菌や皮脂と混ざり、きついニオイの”疲労臭”と言われる体臭の原因になっているのです。
予防と改善
汗や体臭の予防には身体の内側・外側からのケアが必要。内側からのケアは、日頃の食生活を見直し、身体に負担をかけ、ニオイのもとになる食べ物はなるべく避けましょう。また、ナッツ類や野菜など抗酸化作用のある食品を多めにとることもおすすめです。
外側からのケアは、普段から汗をかくこと。運動不足を解消し、半身浴や入浴で、たくさん汗をかくようにしましょう。また、身体を洗うときは肌を傷つけないように優しく洗い、特に汗腺が集中していてニオイの出やすいところ(脇・足、足裏・膝裏・背中など)は丁寧によく洗いましょう。殺菌作用のあるボディーソープを選んでもいいでしょう。
そして、ストレスは溜めないこと。規則正しい生活を心がけ、睡眠不足や慢性疲労など身体にとってのストレスや精神的なストレスも溜め込む前に発散してしまいましょう。
汗や体臭対策を万全にして、香水やフレグランスなどの自分に合った香りを楽しむと、より一層魅力的ですよね。