こんにちは。ピオニーカフェのなおです。
みなさん日々、よく眠れていますか?朝起きたとき、なんだか不思議な夢を見たと覚えていることもあるでしょうし、恐ろしい夢をみてうなされる、ハッとして夜中に目が覚めたなんて体験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。
今日は夢の不思議、夢ってどうしてみるの?についてお話ししたいと思います。
レム睡眠とノンレム睡眠
レム睡眠は、眠りが浅い状態で、身体は休息しているが脳は覚醒している状態。
ノンレム睡眠は、眠りが深い状態で、身体も脳も休息している状態。夢は主にレム睡眠中に脳が活発化しているときに見ていることがわかりました。
1953年に、シカゴ大学のKleitman教授らによって発見された、睡眠中にキョロキョロと眼球運動が活発になることが報告され、その頭文字からレム睡眠と名付けられました。
このレム睡眠とノンレム睡眠を90分間隔で4~5回繰り返しているのが一般的な自然な睡眠といわれています。
なぜ夢をみるのか?
寝ている間に夢を見るのは、レム睡眠中の眠りが浅いとき。
レム睡眠中に記憶の学習や整理をしたり、脳機能の回復や脳ストレスの排除をしています。
記憶学習や脳機能回復はレム睡眠中に行われています。その脳が情報を整理している状態が寝ている間に見る夢となっていると考えられています。
従来の研究では、夢は脳が起きているから見ると言われてきましたが、最近の研究で熟睡してノンレム睡眠のときでも夢は見ていて、結果として寝ているときはいつも夢を見ているとも言われています。
つまり、睡眠学はまだまだ解明できていない部分も多く、謎につつまれているんです。
つらい夢をみる理由
私たちは覚えていないだけで、実は、毎日夢を見ています。
夢は、脳の記憶を整理しているときに見ると考えられています。起きている間にはたくさんの情報が入ってきます。その情報を整理している間に見たものを夢として認識するため、悪い夢ばかり見るという人は、脳の記憶の中に恐怖を感じるものや不快な記憶やつらい記憶が多いということになるのではないでしょうか。
また、脳の記憶情報の他に、寝ている環境も影響してきます。眠るときの服装や体勢、寝具や室温や騒音など環境面は不快ではないか見直してみましょう。
また、眠る寸前までスマホやPCを見ていたり、テレビや映画などで脳に情報を送り続けると、寝る前の情報が影響して夢に繋がります。
眠りにつく少し前の時間から視覚情報や聴覚情報をシャットアウトするといいでしょう。
その他にもストレスや不安、食事やアルコール、または過去の辛い経験が忘れられないことなども悪夢をみることに関係しているようです。
金縛り
金縛りもレム睡眠中に合いますが、レム睡眠中は脳が活発に動いているので、ちょっとしたことで目が覚めやすくなったり、夢を見やすくなります。しかし身体は休んでいるので、筋肉はゆるんでいます。このときに脳と筋肉の神経伝達がうまくいかず、意識はあるのに動けない状態になります。
そしてそこに夢の体験が入り交じって、全然動けない、奇妙なものが見える、体験するなどの金縛りにあいます。
世の中には夢をコントロール出来る人もいます。悪夢は浅い眠りのときに見るので、眠りの深いノンレム睡眠の割合を増やすようにしましょう。そのためには、日頃からポジティブシンキングを心がけ、ネガティブに考え込んでしまうのをやめましょう。
それでも悪夢を見てしまったときは、すぐに二度寝をするのがおすすめです。二度寝から覚めたら覚えていないことってありませんか?それでもどうしても起きなければいけない時間であれば思い出さないようにして過ごしましょう。思い出してしまうと、さらに記憶に書き込んでしまい鮮明に覚えてしまうことになります。
日常生活の見直しと就寝前の習慣の改善で悪夢を見ない心地良い眠りにつけるようになりましょう。