こんにちは。ピオニーカフェのなおです。
みなさんちゃんと眠れていますか?
「寝付きが悪い」「たくさん寝たのに疲れが残っている」
それ、もしかして睡眠障害かもしれません!睡眠障害といっても症状はさまざま。睡眠障害には、あまり知られていないような重大な症状もあります。
今日はその睡眠に対するお悩み・睡眠障害についてお話します。
睡眠障害
睡眠は毎日の健康のためにもとっても重要。その睡眠に何らかの問題があるのが睡眠障害。寝付きが悪い、眠れないといった症状だけが睡眠障害ではありません。
睡眠障害は不眠症だけでなく、きちんと睡眠を取っても日中に眠たくて仕方がない、日中に無意識的に眠ってしまうなど、睡眠に何らかの原因がある、またその原因が1つではなくいくつか重なって起こっている場合があります。
不眠症
入眠障害など寝付きが悪いといった症状や、眠りを維持できずに早く目が覚める、眠りが浅く睡眠時間は長く取ったのに寝た気がしないなどの症状が長く続き、よく眠れていないために日中に強い眠気襲われ、注意力の散漫や疲れ、体調不良が起こる状態。
過眠症
過眠症の症状に、”日中に異常な眠気に襲われる”といったものがあります。日中の活動時間帯に強い睡魔に襲われ、作業が手に付かない、車などの運転中は事故につながる危険性があります。
1)ナルコレプシー
1日に何度も居眠りをしてしまう。居眠りの時間は10~20分程度と短く、揺さぶるなどして起こせば、割とすぐ目を覚ますというのが特徴。
通常の睡眠は入眠時ノンレム睡眠のあとにレム睡眠に入り眠りが深くなりますが、ナルコレプシーは、入眠からすぐにレム睡眠(深い眠り)に入ってしまいます。
また、レム睡眠とノンレム睡眠の切り替わりで途中錯覚を起こし、身体の一部は眠っているため、金縛りにあいやすい。入眠から起床までそのような状態を繰り返すので夢を見る回数が増え、熟睡していない状態。また、情動脱力発作といって感情の変化に伴い身体の力が抜けてしまうといった特徴があるそうです。
ある男性の例(50代)
重要な会議中にも寝てしまい会議内容も覚えていないなど、日中の度重なる居眠りに困っていたそう。夜は何度も目が覚め、眠れないことが多いと悩んでいました。休みの日に好きなロックバンドのライブを観に行き、大音量の最中にも居眠りをしてしまい同行者に起こされ気付くといったこともあり、おかしいと思い病院を受診したらナルコレプシーと診断されたそうです。
2)特発性過眠症
ナルコレプシーのように特発性過眠症も日中に強烈な眠気を感じます。しかし、大きな違いとして特発性過眠症は日中に長時間眠ってしまい1時間~4時間ほど眠ってしまうそう。
3)反復性過眠症
1日に16~18時間といった長い時間眠る睡眠障害です。長い眠りが長期間続くわけではなく、数日間の長時間睡眠が続いたあと通常の睡眠時間に戻ります。そして、数ヶ月後に眠気が強くなり長時間睡眠をする時期が再度やってくるといったもの。
しかし症例はまれで未解明な部分が多いそうです。
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群は、眠っている間に呼吸が止まってしまう病気。
寝ている間に呼吸停止が繰り返されることで体内の酸素が減っていきます。身体は酸素不足を補うために、心拍数を上げ、寝ている本人の気付かないうちに脳や身体に多きく負担をかけています。
その結果、日中の強い眠気や、倦怠感、集中力の低下などで活動に支障をあたえます。
睡眠中に呼吸が止まってしまう要因として、枕などが合っていないため気道が狭くなる場合や、首やのどのまわりに脂肪がついて狭くなる、扁桃腺が肥大化しているなどの閉塞性睡眠時無呼吸症候群のタイプと、睡眠中に脳から呼吸の指令が出なくなる呼吸中枢の異常の中枢性睡眠時無呼吸のタイプに分かれます。
睡眠不足症候群
睡眠不足症候群も多く見られる症状は日中の眠気。睡眠時間が足りていないために発生する睡眠障害で、脳と身体の疲労が回復しきっていないことが原因。
症状としては、いつも身体がだるい、頭がボーっとする、イライラしやすい、胃腸の調子が悪いなど。
そして、本人に睡眠不足の自覚症状がないこともあります。しかし、本人は睡眠時間の不足が原因と気付かず、多忙による疲れと認識して日頃から睡眠時間を確保しようとしません。
今日は早く寝むれそうなのに、いつも寝る時間まであと数時間あるからといって、ついつい夜更かししてしまうことってありませんか?
自分は5時間寝れば大丈夫と思い込んでいて、脳や身体の回復のための睡眠時間が十分ではないことに気付いてない場合があります。
多忙や生活習慣により知らず知らずのうちに睡眠障害になっているかも知れません。
一度自分の睡眠について当てはまることがないか、考えてみてはいかがでしょうか?