こんにちは。ピオニーカフェのkeikoです。
今年もいよいよ本格的な寒さとなる冬がやってきました。寒くなると特に気を付けたい風邪。普段からうがい、手洗いなどの予防が大切ですが、規則正しい生活を心がけることも大切です。
それでも風邪をひいてしまうときもあります。引いてしまったら早めに休み長引く前に対処しましょう!
風邪の症状は防衛反応
風邪の正式名は『風邪症候群』。鼻水、鼻づまり、くしゃみ、咳やのどの痛み、たん、発熱といった風邪の症状はウイルスの侵入から身体を守るための防衛反応。ウイルスが粘膜から感染して炎症を起こし、症状があらわれます。
鼻やのどなどの呼吸器は呼吸のため、常に外気と触れています。空気中のウイルスや細菌を体内に取り込まないように鼻やのどや口は粘液で保護されています。粘液に異物を付着させ繊毛運動により体内への侵入を防ぎます。
ウイルスに感染してしまった場合は、粘膜内部で炎症が起こり、咳やたん、鼻水などで身体の外にウイルスを出そうとしています。発熱はウイルスの侵入により身体に異変が起きたことを知らせ、体温中枢を刺激し発熱します。発熱は免疫が活発になって、ウイルスと戦っている証拠。
風邪のウイルスの種類は数百以上も?!
風邪のウイルスは数百種類以上も存在すると言われています。ウイルスの型もいくつもあり年々変異するため、どのウイルスによる感染かを特定するのは難しくなっています。
あるウイルスに感染して免疫ができたとしても、他にいくつもの種類のウイルスが存在しているため、繰り返し風邪を引いてしまうこともあります。
風邪はひき始めが肝心!
風邪を引いてしまったらまずは安静にしてゆっくり休むこと。通常風邪は数日で症状が治まります。無理をしてこじらせてしまうと長引かせてしまいます。風邪かなと思ったら早めの対策が大切です。
3日以上も発熱が治まらない場合や熱が下がったとしても症状が長引く場合は二次感染やその他の病気の可能性もあります。急な発熱や、39℃を超える発熱、咳が長引く場合などは医療機関を受診しましょう。
風邪が引き金になり、気管支炎や肺炎などの合併症を起こすこともあります。風邪だからと甘くみないで早めに対処しましょう。
安静・保温・栄養が原則
風邪を引いてしまったら安静・保温・栄養が原則です。
部屋を暖かくして、身体を冷やさないようにしましょう。そして、抵抗力を高めるために栄養を取ります。胃腸に負担のかからない消化のよいもので良質なたんぱく質、ビタミンA、B1、B2、Cなどを含む栄養価の高いものをとります。
発熱などで汗をかくので脱水症状ならないように水分補給も忘れずに。
風邪のときの入浴の注意点
昔は『風邪をひいたらお風呂は入ってはいけない』と言われていましたが、現代では家庭のお風呂場のつくりも変わり、症状を悪化させないような入浴はが可能になりました。
風邪をひいたときは症状を悪化させないために、身体を冷やさないことと体力を消耗させないことに注意して入浴しましょう。
風邪のときの入浴の注意点
- 脱衣所と浴室を温める
- ぬるめの温度
- すぐに身体を拭く
- 髪を完全に乾かす
- 水分補給
身体を冷やさないために、入浴前に脱衣所と浴室を温めておきます。シャワーのみでは身体を冷やしてしまうので湯船は必ず用意します。湯温の高い入浴は体力を消耗させてしまうので少しぬるめの温度で入浴します。上がるときは身体を冷やさないようにすぐに身体を拭き、髪の毛は完全に乾かします。湯冷めしなうちに早めに休むようにしましょう。
とはいえ、38℃以上の高熱、嘔吐や下痢の症状がある場合、全身の倦怠感や悪寒がひどい場合などは入浴を避けた方が良いでしょう。
風邪はひき始めが肝心です。ただの風邪だからといって軽視しないこと。身体の状態をきちんと見極め、上手に対処し早めの回復を心がけましょう。