こんにちは。ピオニーカフェのkeikoです。
花粉症の方はつらい、今年も花粉のピークがやってきました。花粉症は体質だから仕方がない?本当にそうでしょうか?
筆者も十数年前、ある日突然止まらないくしゃみと鼻水、目のかゆみに襲われて、花粉症になったことを自覚しました。
ところが、症状のひどい年とそうではない年があります。その違いは生活習慣にあったようです。
年々増加する花粉症
花粉症とはスギやヒノキなどの植物の花粉が原因となりくしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみといったアレルギー症状を引き起こす病気です。
花粉症はアレルギー性鼻炎とも呼ばれ、花粉などのアレルゲンを原因としてアレルギー反応を起こすものと、通年性アレルギーのようにハウスダストやペットを原因としてアレルギー反応を起こす喘息などがあります。
ひと昔前は、ここまで花粉症を訴える人は多くなかったように思います。温暖化による気温の上昇で花粉の飛散する量も増えて、大気汚染により花粉症の発症も促進しやすくなっています。
また食事や生活習慣も大きく変化しました。
食の欧米化が進み、油っこい食事の内容が増えて、加工食品や外食なども増えています。こうしてバランスの偏った食生活に、睡眠不足などの不規則な生活、過度なストレスや疲労、喫煙などの理由で花粉症が悪化しやすい傾向にあります。
現代人は腸が汚れている?
食の欧米化により、高脂質、高たんぱくの食事が増えたことで、身体の免疫を刺激しやすく花粉症などのアレルギー反応も多くなってきました。また、食品添加物や加工食品、甘いものの摂り過ぎなども症状を悪化させやすくします。
よく、ファスティングや断食などを行ったあとにアレルギー反応が軽減されたという声を耳にします。
腸の汚れと言えば溜まった宿便。宿便が溜まると腸内に炎症などで傷ができやすくなり、そこから分解途中の未分解のタンパク質が体内に入りこんでアレルギー反応を起こします。
ファスティングや断食を行うと、宿便が排せつされ腸内が綺麗になるので、花粉症やアレルギー反応が軽減されるということです。
見直したい食生活
花粉症に悩む方は食生活などの生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか?
先ほどお話ししたように、脂質の多い食事や肉食、加工食品、スナック菓子や清涼飲料水などの糖分の多いものを日常的に摂っている場合は量を減らすように心がけましょう。
野菜を中心としたバランスの整った食事内容を意識し、玄米や、味噌、納豆などの発酵食品や、きのこ類などは免疫力を高めるので積極的に摂るようにしましょう。
さらに、小豆やネギの根っこに近い部分などは、体内の余分な水分を排出する働きがあるので、鼻水などの不快な症状を抑えるのに良いでしょう。
また、花粉症の方は口腔アレルギー症候群の合併症にも注意が必要です。
口腔アレルギー症候群は、キウイなど果物を食べたときに口の中がかゆくなる、腫れるといったアレルギー反応を起こします。
ヒノキ、シラカンバなどのカバノキ科の花粉症の方は、リンゴ、桃、サクランボ、キウイなどの果物でアレルギー反応を起こしやすくなります。その原因は、果物のタンパク質と花粉のタンパク質が似ているため、カバノキ科の花粉に反応してしまう人はこれらの果物にも反応してしまうことがあります。
アレルギー反応を起こしているときは、これらの果物を口にしないことが基本ですが、ジュースや加熱調理したものはアレルギー反応が起こりにくいと言われています。
食生活の改善やきちんと睡眠をとること、規則正しい生活を心がけることや、ストレスを溜め込まないなどの生活習慣を改め、免疫力を高めることで症状の軽減が見込めます。
しかし、アレルギー反応には個人差があるので自分の体調をよく観察し、症状があらわれている場合には医療機関を受診するようにしましょう。