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テルマエの薬湯としても愛されていた炭酸泉

こんにちは。ピオニーカフェのさくらです。

日本にはそれほど馴染みのない炭酸泉ですが、ヨーロッパでは古くから天然の炭酸泉が愛されています。

炭酸泉の効果は温泉のリラクゼーションだけでなく、温泉療法など医療の一環や美容や健康維持といった目的など幅広く利用されています。

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ヨーロッパでは古くから利用されている炭酸泉

日本は全国各地に温泉が湧く温泉大国ですが、天然の炭酸泉となると大分の長湯温泉『ラムネの湯』などかなり数少なく限られてしまいます。日本ではそれほど馴染みのない炭酸泉ですが、ヨーロッパでは古くから医療や健康増進に利用されてきました。

その歴史の一説にローマ時代から炭酸泉を飲む『飲泉』が行われていた記録があります。また、古代ローマに知られるテルマエという公衆浴場では炭酸泉は効果の高い『薬湯』として利用されていました。

ヨーロッパではミネラルウォーターの変わりに炭酸水を飲む習慣がありますが、炭酸水を飲むと胃腸から炭酸ガスが吸収され胃腸の働きが活発化されます。こうした効果から、健康促進や医療の現場で古くから炭酸泉が取り入れられてきたのでしょう。

なぜ、ヨーロッパではこうした炭酸泉の活用が進んでいるかというと、古く安定した地層には地質的に炭酸ガスの溶け込んだ炭酸泉が豊富に湧いているからです。

天然の炭酸ガスは火山ガスに由来するものや地盤を構成する岩石が変性して生まれるもの、地中の生物が分解される過程に生まれるものなどがあり、それぞれに温度や圧力など地下環境のさまざまな条件のもと炭酸泉ができます。

ドイツやスイス、オーストリア、イタリアなどの地方にはこうした条件がそろっているため炭酸ガスが高濃度に溶け込んだ天然の炭酸泉が数多く存在しています。

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炭酸泉の先進国ドイツ

ヨーロッパの中でもドイツは炭酸泉の先進国。ドイツでは炭酸泉のことを『心臓の湯』と呼ばれます。

ドイツにある一大温泉リゾートのバート・ナウハイムは炭酸泉を世界的に有名にしました。バート・ナウハイムはフランクフルトの北に位置し高濃度炭酸泉が豊富なことから1853年に大規模な温泉施設が整備されました。

ドイツでは温泉療法が医療の一環として認められているため、滞在や治療にかかる費用の多くを健康保険でカバーできます。現在でも心疾患の療養でバート・ナウハイムを訪れる人は年間3~4万人にもなると言われています。

他にもドイツには、炭酸泉の温泉施設が50か所以上もあります。その炭酸泉の効能から、循環器系の治療やリハビリ、美容や健康維持、リラクゼーションといった目的など幅広く炭酸泉が利用されています。

日本の天然の炭酸泉『ラムネの湯』

日本は全国各地に温泉が湧く温泉大国です。しかし、そのなかでも天然の炭酸泉の湧く温泉となると、全体の0.5%未満とわずかな数しかありません。

その理由は、日本の地層はヨーロッパに比べて新しく、地震や火山活動が活発で地中の環境は不安定なことが理由に上がります。日本は火山が多く温泉の湯温が高いという特徴があります。炭酸ガスは湯温が低いほうが多く溶け込むことができるため、ヨーロッパのような天然の高濃度炭酸泉となると非常に数が少ないのです。

このような理由で、ヨーロッパのような天然の炭酸泉となるとかなり限られてしまいますが、その中でも日本の炭酸泉の代表と言えるのが大分県竹田市にある長湯温泉です。

長湯温泉は温泉地としての歴史は1000年以上にもなり、江戸時代から湯治場として認められてきました。

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